このこの豆知識|なまこの卵巣・ばちこ(くちこ)との違い|業務用卸

スーパー・小売店・飲食チェーン・食品商社・料亭・寿司店・割烹の仕入れご担当者様へ。「このこ」は、なまこの卵巣を使った希少な珍味です。同じなまこの卵巣でも、生の「このこ」と、干して仕上げる「ばちこ(くちこ)」は別の商品。本記事では、その違いと特徴、業務用での使い方をまとめました。

なまこの腸を使う「このわた」と並んで、なまこの加工品の中でも特に数が限られる品目です。今治・宮窪を拠点に創業50年以上の海産物卸・森海産物が、仕入れ前に押さえておきたいポイントを解説します。

このこ(なまこの卵巣)

もくじ

このことは?|なまこの卵巣を使った珍味

このこは、なまこの卵巣です。昔はなまこのことを「こ」と呼んでおり、その“子”であることから「このこ」と呼ばれるようになったといわれています。

生のこのこは、オレンジ色から黄色の細い糸状をしています。見た目の色鮮やかさも魅力で、小鉢に少量盛るだけで品書きに華やかさが加わります。

このこ と ばちこ(くちこ)の違い

どちらも原料は同じなまこの卵巣ですが、生で仕上げるか、干して仕上げるかで別の商品になります。仕入れや品書きでは混同しないよう区別するのがポイントです。

項目 このこ ばちこ(くちこ)
状態 生 干したもの(乾物)
形 細い糸状 糸につるして三角形に整えて干す
色 オレンジ色〜黄色 濃いオレンジ色〜飴色
定番の食べ方 そのまま、またはポン酢・三杯酢で 軽く炙って酒肴に

干して仕上げるばちこ(くちこ)については、クチコ(バチコ)の豆知識で詳しくご紹介しています。

このこ と このわたの違い

このこと並んで名前が挙がる「このわた」は、なまこの腸を使った珍味です。同じなまこから取れますが、使う部位も色も味わいも異なります。

項目 このこ このわた
部位 卵巣 腸(はらわた)
色 オレンジ色〜黄色 茶褐色〜黒褐色
位置づけ 希少な珍味 うに・からすみと並ぶ日本三大珍味のひとつ

このわたの詳細はこのわたの豆知識をご覧ください。

旬と希少性|卵巣が育つのは冬

なまこは厳冬期の1〜3月頃に繁殖期を迎え、この時期に生殖巣(卵巣など)が発達します。このこが冬の味覚とされるのはこのためです。

卵巣は一匹のなまこからわずかしか取れず、干して仕上げるくちこでは1枚を作るのに20kg程度のなまこが必要ともいわれます。原料の時期と量が限られるため、数量のご相談はお早めにお問い合わせください。

業務用での使い方

① 先付・酒肴の小鉢に

少量を小鉢に盛り、日本酒に合わせる一品として。色鮮やかで、料亭・割烹のコースや寿司店の品書きで存在感を出せます。

② ポン酢・三杯酢で食べやすく

磯の香りが気になるお客様には、ポン酢や三杯酢を合わせる食べ方がおすすめです。珍味に慣れていない客層にも提案しやすくなります。

③ 小売店・百貨店の珍味売場に

「なまこの卵巣」という分かりやすい説明と、このわた・ばちことの違いをPOPで伝えることで、珍味コーナーの話題性ある商材になります。

森海産物のこのこ取り扱いについて

森海産物では、なまこ・このわた・ばちこと並んでこのこの取り扱いがございます。なまこの加工品をまとめてご相談いただけるので、珍味の品揃えづくりにもご活用ください。

規格・数量・時期・価格については、お問い合わせより個別にご相談ください。サンプルは有償にてご用意しています。

よくあるご質問

Q. このこ と ばちこは同じものですか?

A. 原料はどちらもなまこの卵巣ですが、このこは生、ばちこ(くちこ)は干して仕上げたもので、別の商品です。

Q. このこ と このわたの違いは何ですか?

A. このこはなまこの卵巣、このわたはなまこの腸を使った珍味です。色もこのこはオレンジ色、このわたは茶褐色と異なります。

Q. このこの旬はいつですか?

A. なまこは1〜3月頃に繁殖期を迎え、卵巣が発達します。取り扱い時期・数量はお問い合わせください。

Q. サンプルはありますか?

A. サンプルは有償にてご用意しています。お電話またはお問い合わせフォームからご相談ください。

このこ・なまこ珍味の業務用卸のご相談

森海産物は業務用卸売専門です。スーパー・小売店・飲食チェーン・食品商社・料亭・寿司店・割烹まで、幅広い業態へ海産物をお届けします。

お見積もり・サンプル(有償)のご相談は TEL: 0897-86-2176 / お問い合わせフォーム まで。