干しなまこの豆知識|俵物三品・中華料理高級食材の魅力
中国料理で「海の朝鮮人参(海参)」として珍重される「干しなまこ(乾燥なまこ)」。江戸時代には日本の輸出品「俵物三品」のひとつとして、国家戦略物資にもなった食材です。

愛媛・今治の海産物卸・森海産物が、干しなまこの歴史・戻し方・食べ方を解説します。
もくじ
干しなまことは?「俵物三品」の歴史
干しなまこは、生のナマコを煮て天日干しした保存食。江戸時代、日本では「俵物三品」(干しなまこ・干しアワビ・フカヒレ)のひとつとして中国へ輸出され、銀を得るための重要な交易品でした。
当時の長崎・俵物会所が一括して買い上げ、中国の高級食材市場で取引されていました。鎖国下の貴重な外貨獲得手段として、国家戦略上も重要な物産だったのです。
干しなまこのランクと価値
中華料理界では干しなまこをサイズと産地で厳密にランク分けします。
| ランク | サイズ | 用途 |
|---|---|---|
| 特級 | 大型・肉厚 | 高級宴席 |
| 一級 | 中型 | 料亭・高級レストラン |
| 二級 | 小型 | 家庭用・量販店 |
香港や中国本土では、1kgで数十万円の高級品も取引されており、富裕層の間では金よりも価値があるとも言われます。
瀬戸内・今治産の干しなまこ
愛媛・今治沖の瀬戸内海で水揚げされるナマコは、肉厚で身質が良く、高品質な干しなまこの原料として評価されています。
瀬戸内産が選ばれる理由
- 来島海峡の豊かな海域で育つ良質なナマコ
- 適度な肉厚で乾燥工程に向く
- 温暖な気候で天日干しに適した環境
- 50年の製造ノウハウによる安定品質
干しなまこの戻し方
干しなまこは戻すのに時間と技術が必要です。正しい戻し方で本来の食感が引き出せます。
戻し方の基本手順
- 水戻し(3日間):たっぷりの水に浸し、毎日水を替える
- 加熱:水ごと弱火で30分ほど煮る
- 冷却・保管:火を止めてそのまま冷ます
- 2回目の煮込み:水を替えて再度30分加熱
- 仕上げ:内臓を取り除き、用途に合わせてカット
合計で3〜5日かかる場合もあります。生に近いもっちりとした食感が魅力です。
中華料理での食べ方
① 干しなまこの煮込み
中華料理の代表的な一品。オイスターソース・鶏ガラスープ・ネギと煮込み、とろみをつけた濃厚な味わい。
② 八宝菜・五目あんかけ
炒め物に加えると、もっちりとした食感がアクセントに。
③ 鍋物・スープ
水炊きや薬膳鍋のメイン具材として。スープの旨味を吸い込み、絶品に。
④ 滋養強壮の薬膳料理
中国では「滋陰補腎」の食材として、医食同源の薬膳にも使われます。
仕入れ・輸出向け対応
森海産物では、愛媛・今治の瀬戸内海で水揚げされたナマコを伝統製法で天日干し。中華料理店・高級ホテル・輸出向けにも対応しています。
- サイズ別・ランク別の小分けパッケージ
- 大ロット業務用の卸売
- OEM製造(自社ブランドでの販売をお考えの方)
- 海外輸出向けの対応も可能
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