クチコ(バチコ)の豆知識|希少な高級珍味の魅力
ナマコの卵巣を干し上げた珍味「クチコ(バチコ)」。「このわた」「からすみ」と並び、日本でも最高級の珍味として知られています。

愛媛・今治の海産物卸・森海産物が、クチコの製法・希少性・食べ方を専門家の視点で解説します。
もくじ
クチコ(バチコ)とは?
クチコとは、ナマコの卵巣(生殖巣)を取り出して干し上げた珍味です。三角形の独特な形が特徴で、地域によって「バチコ」「ホシコ」「干しこのこ」とも呼ばれます。
| 別名 | 地域 |
|---|---|
| バチコ | 能登・北陸 |
| クチコ | 関西・瀬戸内 |
| ホシコ | 瀬戸内 |
| 干しこのこ | 全国 |
なぜそんなに高価なのか
① 一匹からごくわずかしか取れない
クチコの原料となる卵巣は、ナマコ約30〜50匹から1枚分しか取れません。それだけ希少な部位なのです。
② 限られた季節にしか作れない
卵巣が成熟するのは冬から春先(1〜3月)のみ。年間で作れる量が限定されます。
③ 手作業による天日干し
取り出した卵巣を天日で乾燥させる作業は、すべて手作業。天候に左右されるため、計画的な生産が難しい珍味です。
④ 希少性が生む価格
これらの要因から、クチコは1枚あたり数千円〜数万円で取引される高級珍味となっています。
瀬戸内・今治のクチコの特徴
愛媛・今治沖の瀬戸内海は、なまこの良質な漁場として知られています。来島海峡の豊かな潮流で育つナマコは卵巣も上質で、まろやかで濃厚な旨味のクチコに仕上がります。
瀬戸内クチコの3つの魅力
- 濃厚な旨味:凝縮された海の風味
- 上品な塩気:強すぎない、ちょうど良い塩加減
- 豊かな香り:日本酒との相性が抜群
製法と保存方法
製法
- ナマコから卵巣を取り出す
- 真水で丁寧に洗浄
- 形を整えて天日干し
- 1〜2週間かけてじっくり乾燥
保存方法
乾物なので、常温(冷暗所)で長期保存可能。湿気を避け、密閉容器に入れて保管します。
美味しい食べ方
① 軽く炙って日本酒と
クチコの定番の食べ方。サッと炙ると香りが立ち、磯の風味が広がります。日本酒と最高の組み合わせです。
② ご飯のお供に
細かく刻んで温かいご飯にのせるだけで、贅沢な一杯に。
③ クチコ酒
炙ったクチコを熱燗に入れる「クチコ酒」は、料亭の隠れた逸品。ヒレ酒のような香ばしさが楽しめます。
④ お茶漬け
刻んだクチコをご飯にのせ、熱湯やお茶を注ぐ。濃厚な海の旨味がお茶漬けを格上げします。
仕入れ・お取り寄せ
森海産物では、愛媛・今治沖で水揚げされたナマコを原料に、手作りで天日干しした極上クチコをお届けしています。
- 1枚物・カット済みなど用途別パッケージ
- 料亭・割烹・寿司店への業務用卸
- 贈答品としての高級ギフト箱
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